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   みんなの算数講座    第29講座    算数の解法は    変化する???


お星さまと虹第17講座で教え子に教わった名解法を書きましたが、今回は算数の先生仲間から教わった名解法です。いゃいゃ算数とはじつにたくさん名解法があるものです。


あの日M先生と飲みに行かなかったら、この
つるかめ算の特殊解法はずっと知らないままだったかもしれません。でも、飲みの誘いを断らなかったお陰で、ボクの知識不足は1つ減り、おまけに講座のネタまでできてしまいました。やっぱり男は酒の付き合いが大切???

というわけで、今回は仲間のM先生が居酒屋で教えてくれた
つるかめ算の特殊解法を紹介したいと思います。前回の講座もつるかめ算だったので、つるかめ算が連続してしまいますが、おそらくみなさんが知っている可能性は1%未満 もっと低いかも だと思うので、ネタとしてはかなり新鮮だろうと思います。

では問題です。前回の講座の基本問題とまったく同じにしました。

1個80円のチョコレートと1個50円のガムを合わせて20個買ったところ、代金の合計が1360円になりました。チョコレートとガムをそれぞれ何個買いましたか?


さてこれから説明する特殊解法ですが、ちょっと心配なのは、もしこの解法が広まると、今まで当たり前だったつるかめ算の解法が廃(すた)れていくんじゃないかなぁ、と。
でも万が一そうなっても仕方ないですよね。将棋の定跡だって年月とともに変化します。大山先生の時代に当たり前だった古い手では、いま最強の羽生さんとか渡辺さんにはなかなか勝てないらしいです。それを考えたら、算数の解法が変化しても別に不思議はないでしょう。
※将棋ファンの方はいらっしゃるでしょうか? 最近はワザと序盤で手損する戦法がはやってますね。年配の先生の解説を聞いていたら「ボクの時代なら破門になった手だ」とかおっしゃってました(笑)

ではここからいきます。
M先生のつるかめ算特殊解法!

お菓子屋のご主人が気前のいい人で、「ウチの品物は全部50円引きだよ」と言ったことにするようです。

M先生のつるかめ算特殊解法のポイント

安い方の品物をタダにし、高い方の品物も安い方と同じだけ安くする


すると、さっきの問題は次のように変化します。
1個30円(80−50)のチョコレートと1個0円(50−50)のガムを合わせて20個買ったところ、代金の合計が360円(1360−50×20)になりました。チョコレートとガムをそれぞれ何個買いましたか?

ビックリするくらい簡単になっていて驚きませんか?
1個80円のチョコレートが30円になり、1個50円のガムがタダ(0円)になり、合計金額は20個すべてを50円引きしたから、全体で50×20=1000円安くなります。

つまり、代金の合計360円は、チョコレートだけを買った代金だから

(ガムはタダなのでお金がかからない)

360÷30=
12(個) →チョコレートの個数
20−12=
8(個) →ガムの個数

***
タネ明かしが終わってしまうと「な〜んだ」という感じかも知れません。だけどボクにとってこの考え方は完全に盲点になっていました。でもそれはボクだけではないでしょう。
なぜなら参考書や塾のテキストにのっているのを一度も見たことないですから。きっと、多くの算数の先生たちにとっても盲点に入っているのではないかと思います。

M先生、素晴らしい解法を授けてくださり、本当にありがとうございました。おかげで読者のみなさんにも満足してもらえただろうと思います。
反省イメージ
次の飲み代は全部ボクが出しますからね。
え? 教えてもらったときに出せって?
そうだよね。うっかりしました。すごい反省してます。

では今回はこんな感じでさんじゅつまんが反省したまま終わってしまいます。また次回!

 


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